2010年11月29日

■豊島五段が挑戦者に−王将戦挑戦者決定リーグ戦

第60期王将戦挑戦者決定リーグ戦の最終局が29日におこなわれ、豊島将之五段が5勝1敗で単独トップとなり、久保利明王将(棋王)の挑戦者に決まりました。

王将戦 - 毎日jp(毎日新聞)
王将戦 豊島五段が挑戦権…20歳、史上最年少(毎日新聞)

最終局では4勝1敗で並んでいる佐藤康光九段と豊島五段が直接当たったため、勝った方が挑戦者になるという大一番でした。

佐藤九段は和服で対局に臨み気合い十分でしたが、タイトル挑戦はなりませんでした。

佐藤九段の先手で始まったこの将棋は、横歩取りに進むかと思われましたが、佐藤九段が変化して横歩取りにはならず、力戦の居飛車の将棋になりました。豊島五段が中盤でリードし、佐藤九段も執念ともいえるような粘りを見せましたが、豊島五段が勝ち切りました。

豊島五段は現在20歳です。20歳の王将戦挑戦は史上初です。王将戦挑戦が決まった豊島五段は本日付で六段昇段となります。

久保王将と豊島五段との関西所属棋士同士のタイトル戦となりましたが、関西所属棋士同士のタイトル戦は第42期王将戦の谷川浩司王将−村山聖六段戦以来18年ぶりとなります。

なお、佐藤九段、羽生善治名人(王座・棋聖)の2名の王将戦リーグ残留が決まり、深浦康市九段、森内俊之九段の2名の王将戦リーグ陥落が決まりました。渡辺明竜王と三浦弘行八段の2名は残留決定戦がおこなわれます。
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2010年11月28日

■佐藤九段と豊島五段との決戦は29日−王将戦挑戦者決定リーグ戦

第60期王将戦挑戦者決定リーグ戦の最終局がいよいよ明日29日に一斉におこなわれます。4勝1敗で並んでいる佐藤康光九段と豊島将之五段が直接当たるため、勝った方が挑戦者になるという大一番です。

この対局は、他の対局を含めて棋譜中継されます。

王将戦 - 毎日jp(毎日新聞)

佐藤九段が2009年3月に棋王を失冠して無冠になってから1年8ヶ月が経とうとしています。この間に森内九段も無冠のままであり、今年は渡辺明竜王よりも若い23歳の広瀬章人王位が誕生するなど、羽生世代からの世代交代という大きなうねりが押し寄せています。

41歳の佐藤九段が世代交代に待ったをかけるのか、20歳の豊島五段が世代交代のうねりを加速させるのか、注目の対局です。
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2010年11月27日

■佐藤九段と豊島五段の勝者が挑戦者に−王将戦挑戦者決定リーグ戦

第60期王将戦挑戦者決定リーグ戦は6回戦まで終了し、佐藤康光九段と豊島将之五段が4勝1敗で首位をキープしました。最終の7回戦では佐藤九段と豊島五段が直接対決するため、勝者が久保利明王将への挑戦権を獲得する大一番となります。

第60期王将戦七番勝負・挑戦者決定リーグ戦(日本将棋連盟)
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■羽生名人が逆転で勝ち2勝2敗のタイに−竜王戦第4局

渡辺明竜王に羽生善治名人(王座・棋聖)が挑戦する第23期竜王戦七番勝負第4局は26日、先手の羽生名人が139手で勝ち、対戦成績を2勝2敗のタイとしました。[棋譜]

竜王戦第4局、羽生名人が勝利…2勝2敗に(読売新聞)

本局は角換わり腰掛け銀となりました。同型の角換わり相腰掛け銀になると思われましたが、渡辺竜王が変化しました。羽生名人が先に仕掛け、羽生名人が攻める展開になりましたが、攻めが細く渡辺竜王が優位になりました。しかし渡辺竜王の114手目△6九銀が疑問手で羽生名人が逆転し、競り勝ちました。
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2010年11月23日

■羽生名人が山崎七段を下し4度目の優勝−JT将棋日本シリーズ

第31回JT将棋日本シリーズ決勝戦が23日に東京体育館でおこなわれ、後手の羽生善治名人が先手の山崎隆之七段を降し、4度目の優勝を果たしました。
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2010年11月20日

■5回戦が終了し1敗が3人に−A級順位戦

第69期A級順位戦は5回戦が終了し、4勝1敗で3人が並ぶ大混戦となってきました。

これまで全勝だった谷川浩司九段は森内俊之九段に敗れ初黒星を喫しました。森内九段は勝って1敗をキープしました。渡辺明竜王も1敗をキープし、森内九段、谷川九段、渡辺竜王の3人が1敗で並んでいます。
posted by はくしん at 13:25 | Comment(0) | TrackBack(0) | TOPICS

■佐藤九段が1敗をキープし昇級に王手−B級1組順位戦

第69期B級1組順位戦の6回戦が19日に一斉におこなわれました。

1敗で単独トップの佐藤康光九段は井上慶太八段に勝ち1敗をキープしました。これで次の屋敷伸之九段戦に勝てば1期でのA級復帰が確定します。

残る昇級争いは5勝3敗が3人と大混戦になっています。5勝3敗の3人は松尾歩七段、山崎隆之七段、屋敷伸之九段といずれもA級経験はないけれども実力者が揃っています。屋敷九段は次に佐藤九段との対局になりますので昇級争いの正念場と言えます。
posted by はくしん at 12:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | TOPICS

■4人が1敗をキープ−B級2組順位戦

第69期B級2組順位戦の6回戦が19日に一斉におこなわれました。

全勝がおらず1敗で4人が並ぶという大混戦でしたが、1敗の4人は全員勝利して1敗をキープしました。1敗の4人は、中川大輔八段、島朗九段、橋本崇載七段、戸辺誠六段です。若手とベテランが入り混じっての昇級争いとなっています。

5連敗中の森下卓九段は阿部隆八段に敗れ、まさかの6連敗となりました。1勝5敗が安用寺孝功六段と田中寅彦九段の2人しかいませんので、降級点争いには痛い敗戦となりました。今期の森下九段は9勝12敗ですので、順位戦に黒星が集中しているという印象を受けます。今後の巻き返しに期待したいところです。
posted by はくしん at 12:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | TOPICS

■早咲アマが初戦突破−竜王戦6組

渡辺明竜王と羽生善治名人(王座・棋聖)との間で第23期竜王戦七番勝負が繰り広げられていますが、早くも第24期竜王戦のランキング戦が始まりました。

開幕戦は竜王戦6組の菅井竜也四段と早咲誠和アマとの一戦で、早咲アマが勝利しました。早咲アマの次戦は滝誠一郎七段と武者野勝巳七段との勝者になります。
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2010年11月17日

■糸谷五段と佐藤天五段が全勝を守る−C級2組順位戦

第69期C級2組順位戦の6回戦が16日に一斉におこなわれました。

全勝だった糸谷哲郎五段と佐藤天彦五段は全勝を守りましたが、同じく全勝だった阿部健治郎四段は藤原直哉六段に敗れ5勝1敗となり昇級争いから一歩後退しました。

7回戦では阿部四段と糸谷五段の直接対決があります。
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■所司七段はメダル獲得ならず

広州アジア大会の中国将棋(シャンチー)に出場している所司和晴七段は、マレーシア選手に敗れ1勝3敗1分けとなりました。この敗戦によりメダル獲得の可能性がなくなりました。
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■女流棋士9人が正会員に

日本将棋連盟は、一部の女流棋士を来年4月1日付で正会員にすることを決めました。正会員になれるのは、女流四段以上かタイトル獲得経験者の9人です。正会員となれば棋士総会での投票権を得ることができますが、待遇面の変化はありません。

正会員になるのは現時点では以下の9人です。

・甲斐智美女王・女流王位
・里見香奈女流名人・女流王将・倉敷藤花
・清水市代女流六段
・関根紀代子女流五段
・長沢千和子女流四段
・斎田晴子女流四段
・矢内理絵子女流四段
・千葉涼子女流三段
・谷川治恵女流四段
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