2011年9月に刊行された棋書(将棋の書籍)は次の通りです。
3手詰ハンドブック(新版) 浦野真彦
羽生の法則1 歩・金銀の手筋(文庫) 羽生善治
速攻!ゴキゲン中飛車破り 中村太地
南の右玉 南芳一
速攻振り飛車大全 鈴木大介
詰め将棋ドリル 一手詰入門編 森信雄
勝ち続ける力 (新潮文庫) 羽生善治・柳瀬尚紀
2011年09月29日
2011年09月27日
■渡辺竜王が3連勝で王座奪取−王座戦第3局
羽生善治王座(王位・棋聖)に渡辺明竜王が挑戦する第59期王座戦五番勝負第3局は27日、先手の渡辺竜王が147手で勝ち、3連勝として王座を奪取しました。[棋譜]
・将棋王座戦、羽生20連覇ならず 渡辺が王座奪取(日本経済新聞)
19連覇中の羽生王座が前人未到の20連覇達成なるのか注目された本シリーズでしたが、20連覇達成はなりませんでした。
またタイトル獲得数81期の新記録達成にも注目が集まりましたが、次のタイトル戦に持ち越しとなりました。
この日は羽生王座の41歳の誕生日でしたが、誕生日に勝利を飾ることはできませんでした。
13日に王位を獲得し三冠になったばかりの羽生王座でしたが、まさかの3連敗を喫し、再び二冠に後退しました。
羽生王座がタイトル戦でストレートで敗れたのは、2003年の竜王戦で当時の森内俊之名人に4連敗を喫して以来2度目となります。
渡辺竜王は竜王以外のタイトル獲得は初めてとなります。
・将棋王座戦、羽生20連覇ならず 渡辺が王座奪取(日本経済新聞)
19連覇中の羽生王座が前人未到の20連覇達成なるのか注目された本シリーズでしたが、20連覇達成はなりませんでした。
またタイトル獲得数81期の新記録達成にも注目が集まりましたが、次のタイトル戦に持ち越しとなりました。
この日は羽生王座の41歳の誕生日でしたが、誕生日に勝利を飾ることはできませんでした。
13日に王位を獲得し三冠になったばかりの羽生王座でしたが、まさかの3連敗を喫し、再び二冠に後退しました。
羽生王座がタイトル戦でストレートで敗れたのは、2003年の竜王戦で当時の森内俊之名人に4連敗を喫して以来2度目となります。
渡辺竜王は竜王以外のタイトル獲得は初めてとなります。
2011年09月26日
■稲葉さんは奨励会三段リーグ編入試験に不合格
稲葉陽五段の兄で、奨励会三段リーグ編入試験を受けていた会社員の稲葉聡さんは、合格基準の「8戦で6勝」を満たすことができず、残念ながら不合格となってしまいました。
・奨励会三段リーグ編入試験の結果について(日本将棋連盟)
・プロ棋士目指す稲葉さん、不合格 奨励会編入試験(毎日新聞)
24日に関西将棋会館で行われた7回戦で、4勝2敗の稲葉さんは藤原二段に敗れて通算4勝3敗となり、合格基準に届かないことが確定し、不合格となりました。
・奨励会三段リーグ編入試験の結果について(日本将棋連盟)
・プロ棋士目指す稲葉さん、不合格 奨励会編入試験(毎日新聞)
24日に関西将棋会館で行われた7回戦で、4勝2敗の稲葉さんは藤原二段に敗れて通算4勝3敗となり、合格基準に届かないことが確定し、不合格となりました。
2011年09月25日
■『勝手に将棋アンテナ』運用終了で波紋が広がる
『勝手に将棋アンテナ』の運用が9月末で終了されることが明らかになりました。
・勝手に将棋トピックス
これは、I know. のサービスが休止されることによるものです。
・I know. サービス休止のお知らせ(I know. 開発日誌)
『勝手に将棋アンテナ』を利用している方は多いと思われるため、対応を迫られることになります。また、9月末の運用終了に気づかないことにより、将棋サイトのアクセス困難者(アクセス難民)が一時的に相当数出るものと思われます。
『勝手に将棋アンテナ』を利用している方は速やかに対応する必要がありそうです。
・勝手に将棋トピックス
これは、I know. のサービスが休止されることによるものです。
・I know. サービス休止のお知らせ(I know. 開発日誌)
『勝手に将棋アンテナ』を利用している方は多いと思われるため、対応を迫られることになります。また、9月末の運用終了に気づかないことにより、将棋サイトのアクセス困難者(アクセス難民)が一時的に相当数出るものと思われます。
『勝手に将棋アンテナ』を利用している方は速やかに対応する必要がありそうです。
2011年09月24日
■3回戦を終わって全勝は羽生三冠と谷川九段の2人に−A級順位戦
第70期A級順位戦の3回戦が21日までに終わりました。
・第70期名人戦・順位戦 A級(日本将棋連盟)
3回戦が終わって全勝は羽生三冠と谷川浩司九段の2人になりました。
王座戦で対決中であり全勝同士の対決となった羽生善治三冠と渡辺明竜王との一戦は、羽生三冠が勝ちました。
谷川九段は2006年に名人戦で当時の森内俊之名人に挑戦して以来タイトル戦への登場がありませんが、絶好のスタートを切りました。
一方、全敗は丸山忠久九段と久保利明二冠です。丸山九段は竜王戦1組で優勝した後に竜王戦挑戦を決めたばかりですが、今期の順位戦は不調です。
・第70期名人戦・順位戦 A級(日本将棋連盟)
3回戦が終わって全勝は羽生三冠と谷川浩司九段の2人になりました。
王座戦で対決中であり全勝同士の対決となった羽生善治三冠と渡辺明竜王との一戦は、羽生三冠が勝ちました。
谷川九段は2006年に名人戦で当時の森内俊之名人に挑戦して以来タイトル戦への登場がありませんが、絶好のスタートを切りました。
一方、全敗は丸山忠久九段と久保利明二冠です。丸山九段は竜王戦1組で優勝した後に竜王戦挑戦を決めたばかりですが、今期の順位戦は不調です。
2011年09月23日
■早くも1敗が消え、2敗が7人の大混戦に−B級1組順位戦
第70期B級1組順位戦の6回戦が22日に一斉におこなわれました。
・第70期名人戦・順位戦 B級1組(日本将棋連盟)
4勝1敗でただ1人の1敗だった木村一基八段が橋本崇載七段に敗れ2敗目を喫しました。これで1敗がいなくなり、4勝2敗が4人、3勝2敗が3人と昇級争いは大混戦になりました。
A級から陥落したばかりで1期でのA級復帰を目指している藤井猛九段は深浦康市九段に敗れ、0勝5敗と苦しいスタートとなりました。
昇級候補と思われていた阿久津主税七段は2勝3敗、松尾歩七段は2勝4敗と序盤で出遅れましたが、大混戦となっているため昇級のチャンスはまだまだありそうです。
・第70期名人戦・順位戦 B級1組(日本将棋連盟)
4勝1敗でただ1人の1敗だった木村一基八段が橋本崇載七段に敗れ2敗目を喫しました。これで1敗がいなくなり、4勝2敗が4人、3勝2敗が3人と昇級争いは大混戦になりました。
A級から陥落したばかりで1期でのA級復帰を目指している藤井猛九段は深浦康市九段に敗れ、0勝5敗と苦しいスタートとなりました。
昇級候補と思われていた阿久津主税七段は2勝3敗、松尾歩七段は2勝4敗と序盤で出遅れましたが、大混戦となっているため昇級のチャンスはまだまだありそうです。
2011年09月22日
■決勝は清水女流六段と加藤奨励会1級との対決に−女流王座戦
第1期リコー杯女流王座戦の準決勝2局が21日おこなわれ、清水市代女流六段と加藤桃子奨励会1級が勝ち、決勝五番勝負への進出を決めました。
・リコー杯女流王座戦、清水と奨励会の加藤が決勝進出(日本経済新聞)
・将棋奨励会員が初の大舞台進出 加藤1級が女流王座戦(47NEWS)
奨励会員同士の激突で注目された伊藤沙恵奨励会1級と加藤桃子奨励会1級との対局は、18日の例会で3連勝して2級から1級に昇級したばかりの加藤奨励会1級が勝ちました。[棋譜]
清水市代女流六段は181手という長手数の激戦の上で中村真梨花女流二段を降しました。[棋譜]
加藤奨励会1級が女性奨励会員としてタイトル獲得なるか、あるいは無冠となって1年が経つ清水女流六段がタイトル獲得なるか、注目の決勝五番勝負第1局は10月22日におこなわれます。
・リコー杯女流王座戦、清水と奨励会の加藤が決勝進出(日本経済新聞)
・将棋奨励会員が初の大舞台進出 加藤1級が女流王座戦(47NEWS)
奨励会員同士の激突で注目された伊藤沙恵奨励会1級と加藤桃子奨励会1級との対局は、18日の例会で3連勝して2級から1級に昇級したばかりの加藤奨励会1級が勝ちました。[棋譜]
清水市代女流六段は181手という長手数の激戦の上で中村真梨花女流二段を降しました。[棋譜]
加藤奨励会1級が女性奨励会員としてタイトル獲得なるか、あるいは無冠となって1年が経つ清水女流六段がタイトル獲得なるか、注目の決勝五番勝負第1局は10月22日におこなわれます。
2011年09月21日
■5人が全勝をキープ−C級2組順位戦
第70期C級2組順位戦の4回戦が20日に一斉におこなわれました。
・第70期名人戦・順位戦 C級2組(日本将棋連盟)
全勝だった勝又清和六段、阪口悟五段、村中秀史六段に土がつき、全勝をキープしたのは澤田真吾四段、阿部健治郎四段、中村太地五段、村田顕弘四段、船江恒平四段の5人となりました。
船江恒平四段は順位戦初参加ですが、好調なスタートを切りました。同じく順位戦初参加の阿部光瑠四段は4連敗となり苦しいスタートとなりました。
・第70期名人戦・順位戦 C級2組(日本将棋連盟)
全勝だった勝又清和六段、阪口悟五段、村中秀史六段に土がつき、全勝をキープしたのは澤田真吾四段、阿部健治郎四段、中村太地五段、村田顕弘四段、船江恒平四段の5人となりました。
船江恒平四段は順位戦初参加ですが、好調なスタートを切りました。同じく順位戦初参加の阿部光瑠四段は4連敗となり苦しいスタートとなりました。
2011年09月20日
■渡辺竜王が2連勝で王座奪取に王手−王座戦第2局
羽生善治王座(王位・棋聖)に渡辺明竜王が挑戦する第59期王座戦五番勝負第2局は20日、後手の渡辺竜王が106手で勝ち、2連勝として王座奪取に王手を掛けました。[棋譜]
・将棋王座戦第2局、渡辺竜王が奪取に王手(日本経済新聞)
・渡辺が連勝=将棋王座戦(時事通信)
相掛かりで始まったこの将棋は、中盤で桂損した羽生王座が渡辺陣に猛攻をかけましたが、渡辺竜王が的確に受け切り、羽生王座の猛攻を凌ぎ切りました。
羽生王座と渡辺竜王とは16日にA級順位戦での対局があったばかりで、このときは羽生王座が勝利していました。
・将棋王座戦第2局、渡辺竜王が奪取に王手(日本経済新聞)
・渡辺が連勝=将棋王座戦(時事通信)
相掛かりで始まったこの将棋は、中盤で桂損した羽生王座が渡辺陣に猛攻をかけましたが、渡辺竜王が的確に受け切り、羽生王座の猛攻を凌ぎ切りました。
羽生王座と渡辺竜王とは16日にA級順位戦での対局があったばかりで、このときは羽生王座が勝利していました。
2011年09月19日
■準決勝の2局は21日に−女流王座戦
女流王座戦の準決勝2局が21日に東京将棋会館で行われます。
・リコー杯女流王座戦中継サイト
注目は奨励会員同士の激突となる伊藤沙恵奨励会1級と加藤桃子奨励会2級との対局です。女性奨励会員の参加が認められた初の女流棋戦ですが、2名の奨励会員が本戦の準決勝まで勝ちあがり、実力を見せつけています。
伊藤沙恵奨励会1級と加藤桃子奨励会2級は、最近では7月17日に例会で対局をしていて(対局当時は伊藤2級)、このときは後手の加藤2級が勝利しています。
すでに奨励会員の決勝五番勝負の進出が確定していますが、どちらが決勝に勝ち進むことができるのか注目の一局となります。
・リコー杯女流王座戦中継サイト
注目は奨励会員同士の激突となる伊藤沙恵奨励会1級と加藤桃子奨励会2級との対局です。女性奨励会員の参加が認められた初の女流棋戦ですが、2名の奨励会員が本戦の準決勝まで勝ちあがり、実力を見せつけています。
伊藤沙恵奨励会1級と加藤桃子奨励会2級は、最近では7月17日に例会で対局をしていて(対局当時は伊藤2級)、このときは後手の加藤2級が勝利しています。
すでに奨励会員の決勝五番勝負の進出が確定していますが、どちらが決勝に勝ち進むことができるのか注目の一局となります。
2011年09月16日
■【閑話】プロの棋戦での主な反則
プロの棋戦での主な反則を一覧にしてみました。
(敬称略)
(敬称略)
1956年 大山康晴・・・二歩(対 原田泰夫・読売九段戦)
1977年 関屋喜代作・・二歩(対 青野照市)
1980年 淡路仁茂・・・5七の角を1一に成る(対 石田和雄)
1980年 有吉道夫・・・二歩(対 森安秀光)
1981年 木村義徳・・・2五の馬を4八に動かす(対 青野照市・昇降級リーグ戦)
1982年 米長邦雄・・・二歩(対 島朗)
1982年 山口千嶺・・・5七の歩があるのに5六歩打(対 関根茂)
1983年 植山悦行・・・二手指し(対 宮田利男)
1983年 石田和雄・・・二手指し(対 武者野勝巳)
1985年 淡路仁茂・・・二歩(対 島朗)
1986年 淡路仁茂・・・二歩(対 石田和雄・順位戦)
1986年 淡路仁茂・・・二手指し(対 大原英二)
1987年 佐藤大五郎・・二手指し(対 佐伯昌優)
1988年 神吉宏光・・・二手指し(対 伊達康夫・NHK杯)
1988年 二上達也・・・二歩(対 西村一義)
1990年 富沢幹雄・・・二手指し(対 伊藤果)
1991年 植山悦行・・・自ら王手をかける(対 北村昌男)
1992年 所司和晴・・・二歩(対 石川陽生・順位戦)
1992年 沼春雄・・・・筋にある駒を飛び越えて角成り(対 青野照市)
1995年 瀬戸博晴・・・後手が先に指した(対 安恵照剛)
1996年 有吉道夫・・・二歩(対 田中寅彦・早指し選手権戦)
1997年 小林健二・・・時間切れ(対 屋敷伸之・NHK杯)
1997年 淡路仁茂・・・二歩(対 矢倉規広)
1998年 島朗・・・・・成銀を打つ(対 丸山忠久・銀河戦)
1998年 石田和雄・・・王手放置(対 加藤一二三)
1998年 山崎隆之・・・二歩(対 佐伯昌優・銀河戦)
1999年 泉正樹・・・・連続王手の同一局面4回(対 川上猛)
2000年 勝又清和・・・成桂を斜め後ろに引く(対 増田裕司)
2003年 沼春雄・・・・成れない駒を成る(対 岡崎洋・王位戦)
2003年 関浩・・・・・自ら王手をかける(対 田中寅彦・朝日オープン)
2004年 豊川孝弘・・・二歩(対 田村康介・NHK杯)
2004年 田中寅彦・・・二歩(対 中村修・B級1組順位戦)
2004年 山崎隆之・・・二歩(対 小林裕士)
2004年 東七段・・・・王手放置(対 高野五段・竜王戦)
2005年 淡路仁茂・・・二手指し(対 岡崎洋)
2005年 松尾歩・・・・二歩(対 先崎学・NHK杯)
2006年 室岡克彦・・・二歩(対 瀬川晶司・棋聖戦)
2006年 小林健二・・・二歩(対 小倉久史・順位戦)
2007年 郷田真隆・・・二歩(対 佐藤康光・日本シリーズ)
2007年 糸谷哲郎・・・7八の馬を取って玉を8七に動かす(対 戸辺誠・竜王戦)
2007年 有吉道夫・・・後手が先に指した(対 東和男)
2009年 田中悠一・・・二歩(対 金井恒太・棋聖戦一次予選)
2010年 有吉道夫・・・二手指し(対 浦野真彦・竜王戦5組)
2011年 金沢孝史・・・後手が先に指した(対 植山悦行・王将戦一次予選)
2011年09月15日
■つるの剛士さんが10月からのNHK将棋講座に出演か
タレントのつるの剛士さんが、10月からNHK将棋講座に出演する旨をTwitterでつぶやいていることがわかりました。
・http://twitter.com/#!/takeshi_tsuruno/status/114108229025406977
(つるの剛士 (takeshi_tsuruno) - Twitter)
詳細は不明ですので発表を待ちたいと思います。
・http://twitter.com/#!/takeshi_tsuruno/status/114108229025406977
(つるの剛士 (takeshi_tsuruno) - Twitter)
詳細は不明ですので発表を待ちたいと思います。
2011年09月13日
■羽生二冠が王位を奪取、タイトル通算で歴代1位に−王位戦第7局
広瀬章人王位に羽生善治二冠(王座・棋聖)が挑戦する第52期王位戦七番勝負第7局が12、13日におこなわれ、後手の羽生二冠が116手で勝ち、対戦成績を4勝3敗として王位を奪取しました。[棋譜]
羽生二冠は通算タイトル獲得数を80期にして、故大山康晴15世名人の持つ史上1位の記録に並びました。
・羽生二冠が王位奪取 タイトル最多タイ通算80期(asahi.com)
・羽生が王位奪取 タイトル獲得数、通算80期で最多タイ(日本経済新聞)
・羽生二冠が王位奪還、タイトル獲得数史上タイ(読売新聞)
・羽生棋聖が大山名人に並ぶ歴代タイ タイトル獲得通算80期を達成(MSN産経)
・羽生 史上1位の80期獲得!将棋タイトルで大山に並ぶ(スポニチ)
・羽生が将棋史上最多タイ!80期獲得(日刊スポーツ)
・羽生、史上1位の80期獲得(スポーツ報知)
・羽生、通算タイトル獲得数歴代1位タイに(日本将棋連盟)
羽生二冠は現在王座戦で渡辺明竜王の挑戦を受けており、王座を防衛すれば通算タイトル獲得数で大山康晴15世名人の記録を超えることになります。
羽生二冠は王位獲得を通算13期として、通算王位獲得数で大山康晴15世名人の12期を抜き単独トップとなりました。
本シリーズは広瀬王位の勝ち星が先行し、一時は広瀬王位の3勝2敗と初防衛に王手を掛けましたが、その後連敗を喫して初防衛はなりませんでした。
羽生二冠は通算タイトル獲得数を80期にして、故大山康晴15世名人の持つ史上1位の記録に並びました。
・羽生二冠が王位奪取 タイトル最多タイ通算80期(asahi.com)
・羽生が王位奪取 タイトル獲得数、通算80期で最多タイ(日本経済新聞)
・羽生二冠が王位奪還、タイトル獲得数史上タイ(読売新聞)
・羽生棋聖が大山名人に並ぶ歴代タイ タイトル獲得通算80期を達成(MSN産経)
・羽生 史上1位の80期獲得!将棋タイトルで大山に並ぶ(スポニチ)
・羽生が将棋史上最多タイ!80期獲得(日刊スポーツ)
・羽生、史上1位の80期獲得(スポーツ報知)
・羽生、通算タイトル獲得数歴代1位タイに(日本将棋連盟)
羽生二冠は現在王座戦で渡辺明竜王の挑戦を受けており、王座を防衛すれば通算タイトル獲得数で大山康晴15世名人の記録を超えることになります。
羽生二冠は王位獲得を通算13期として、通算王位獲得数で大山康晴15世名人の12期を抜き単独トップとなりました。
本シリーズは広瀬王位の勝ち星が先行し、一時は広瀬王位の3勝2敗と初防衛に王手を掛けましたが、その後連敗を喫して初防衛はなりませんでした。
2011年09月12日
■丸山九段が1組優勝者として初の挑戦者に−竜王戦挑戦者決定戦
第24期竜王戦挑戦者決定三番勝負第3局が12日におこなわれ、丸山忠久九段が久保利明棋王・王将を降し、渡辺明竜王への挑戦を決めました。[棋譜]
丸山九段は竜王戦1組優勝者ですが、24期目にして初めて1組優勝者が挑戦者となります。
丸山九段は竜王戦1組で4回優勝していますが、これまでは1度も竜王戦の挑戦者になることができませんでした。今回が竜王戦初登場となります。丸山九段の竜王戦1組での優勝4回は最多記録です。
丸山九段は竜王戦1組優勝者ですが、24期目にして初めて1組優勝者が挑戦者となります。
丸山九段は竜王戦1組で4回優勝していますが、これまでは1度も竜王戦の挑戦者になることができませんでした。今回が竜王戦初登場となります。丸山九段の竜王戦1組での優勝4回は最多記録です。
2011年09月11日
■見三段と藤森三段が四段昇段−奨励会三段リーグ
第49回奨励会三段リーグ戦の最終2局(17,18回戦)が10日に行なわれ、高見泰地三段と藤森哲也三段がそれぞれ1位、2位となり、四段昇段を決めました。
・見三段と藤森三段が新四段に(日本将棋連盟)
・第49回奨励会三段リーグ戦(日本将棋連盟)
・将棋の奨励会三段リーグ 高見、藤森が新四段に(スポニチ)
16回戦まででトップだった高見三段は1勝1敗で乗り切り、最終成績を13勝5敗としてトップで四段昇段を決めました。
もう1枠は16回戦までで7番手だった藤森三段が2連勝して、最終成績を12勝6敗として一気に2番手に躍進して四段昇段を決めました。12勝6敗での昇段は、2003年3月に島本亮三段(当時)が12勝6敗、西尾明三段(当時)が11勝7敗で昇段して以来となります。
藤森三段の母は藤森奈津子女流四段(LPSA所属・引退)です。
菊地三段が年齢制限の規定により退会になりました。18歳で奨励会三段リーグ入りしてから20期10年三段リーグで戦ってきましたが、26歳を超えてからは勝ち越さなければ退会という規定をクリアできませんでした。
菊地三段といえば、第35期新人王戦で、B級1組に昇級したばかりの行方七段、堀口七段(いずれも当時)の2人を倒して準決勝に進出したのが大きな話題になりました。
・見三段と藤森三段が新四段に(日本将棋連盟)
・第49回奨励会三段リーグ戦(日本将棋連盟)
・将棋の奨励会三段リーグ 高見、藤森が新四段に(スポニチ)
16回戦まででトップだった高見三段は1勝1敗で乗り切り、最終成績を13勝5敗としてトップで四段昇段を決めました。
もう1枠は16回戦までで7番手だった藤森三段が2連勝して、最終成績を12勝6敗として一気に2番手に躍進して四段昇段を決めました。12勝6敗での昇段は、2003年3月に島本亮三段(当時)が12勝6敗、西尾明三段(当時)が11勝7敗で昇段して以来となります。
藤森三段の母は藤森奈津子女流四段(LPSA所属・引退)です。
菊地三段が年齢制限の規定により退会になりました。18歳で奨励会三段リーグ入りしてから20期10年三段リーグで戦ってきましたが、26歳を超えてからは勝ち越さなければ退会という規定をクリアできませんでした。
菊地三段といえば、第35期新人王戦で、B級1組に昇級したばかりの行方七段、堀口七段(いずれも当時)の2人を倒して準決勝に進出したのが大きな話題になりました。
2011年09月08日
■渡辺竜王が先勝−王座戦第1局
羽生善治王座(棋聖)に渡辺明竜王が挑戦する第59期王座戦五番勝負第1局は7日、先手の渡辺竜王が131手で先勝しました。[棋譜]
・渡辺竜王が先勝 羽生王座の連勝19で止めた(スポーツ報知)
・渡辺が先勝、羽生敗れる 将棋王座戦第1局(日本経済新聞)
1992年に王座を奪取して以来19連覇中の羽生王座が防衛すれば、前人未到の20連覇となる注目のシリーズです。羽生王座が20連覇をかけて対戦するのは、最強の挑戦者とも言える渡辺竜王です。
角換わり腰掛け銀で始まった本局は、前例のある局面が続いたことから午前中で66手まで進みました。65手まで前例のある局面が続きましたが、66手目で羽生王座が手を変え、渡辺竜王の67手目長考中に昼休憩となりました。
中盤以降は渡辺竜王が優位に立ち、そのリードを保って粘る羽生王座を振り切り快勝しました。
・渡辺竜王が先勝 羽生王座の連勝19で止めた(スポーツ報知)
・渡辺が先勝、羽生敗れる 将棋王座戦第1局(日本経済新聞)
1992年に王座を奪取して以来19連覇中の羽生王座が防衛すれば、前人未到の20連覇となる注目のシリーズです。羽生王座が20連覇をかけて対戦するのは、最強の挑戦者とも言える渡辺竜王です。
角換わり腰掛け銀で始まった本局は、前例のある局面が続いたことから午前中で66手まで進みました。65手まで前例のある局面が続きましたが、66手目で羽生王座が手を変え、渡辺竜王の67手目長考中に昼休憩となりました。
中盤以降は渡辺竜王が優位に立ち、そのリードを保って粘る羽生王座を振り切り快勝しました。