2011年10月31日

■今月の新刊棋書

2011年10月に刊行された棋書(将棋の書籍)は次の通りです。

羽生の法則2 玉桂香・飛角の手筋 (将棋連盟文庫) 羽生善治
最新の振り飛車対策 深浦康市
最強羽生善治と12人の挑戦者 山田史生
よくわかる相振り飛車 伊藤真吾
今宵、あの頃のバーで (将棋連盟選書) 先崎学
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2011年10月30日

■長谷川女流2級がデビュー戦で女流初段昇段の快挙

上田初美女王への挑戦を目指す第5期マイナビ女子オープン本戦2回戦(準々決勝)第1局の甲斐智美女流王位と長谷川優貴女流2級との対局が29日おこなわれ、持将棋指し直しの末、長谷川優貴女流2級が甲斐智美女流王位を降し、ベスト4への進出を決めました。[棋譜]

先手の長谷川女流2級の中飛車に対して後手の甲斐女流王位の向かい飛車の相振り飛車になりましたが、大熱戦の末、持将棋となりました。

女流棋戦での持将棋局は、2005年12月8日の第17期女流王位戦予選の大庭美樹女流初段−坂東香菜子女流2級戦以来、約6年ぶりとのことです。

持将棋指し直し局は、先手の甲斐女流王位の三間飛車に対して後手の長谷川女流2級の四間飛車となりました。

持将棋局も含めて10時間以上の大熱戦となりましたが、女流棋士デビュー戦となった長谷川女流2級がタイトルホルダーである甲斐女流王位に勝つという結果に終わりました。

女流初段への昇段規定の1つである「マイナビ女子オープンベスト4」を満たすため、長谷川女流2級は女流棋士としてのデビュー戦でいきなり女流初段への昇段が決まるという空前絶後の快挙となりました。
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2011年10月29日

■優勝は船江四段、奨励会員優勝ならず−加古川青流戦決勝

船江恒平四段と宮本広志三段の対決となった第1期加古川青流戦決勝三番勝負の第2局、第3局が29日におこなわれ、第1局で敗れていた船江恒平四段が2局とも勝ち、対戦成績を2勝1敗として加古川青流戦の初代優勝者となりました。[第2局棋譜] [第3局棋譜]

将棋・加古川青流戦 地元の船江四段が優勝(神戸新聞)
船江四段が加古川青流戦制す(毎日新聞)

奨励会員である宮本三段は、大石直嗣四段、澤田真吾四段、佐々木勇気四段と強豪四段を破って決勝進出を決め、さらに決勝第1局では船江四段に勝ち、優勝に王手を掛けていました。

第2局、第3局ともに大熱戦でしたが、船江四段が宮本三段を降して地元加古川で棋戦初優勝を果たしました。

宮本三段は25歳で、今期の奨励会三段リーグで年齢制限を迎えます。最低勝ち越しが必要ですが、順位を2位であるだけに注目です。
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2011年10月28日

■伊藤真吾四段がフリークラスからC級2組へ昇級

伊藤真吾四段がフリークラスからC級2組への昇級を決めました。

伊藤四段、フリークラスからC級2組へ昇級(日本将棋連盟)

伊藤四段は奨励会三段リーグの2004年度後期に14勝4敗で、2006年度後期にも13勝5敗でそれぞれ次点となり、通算2度の次点によりフリークラスのプロ棋士となっていました。

この制度を利用してフリークラスのプロ棋士となった場合、10年以内にC級2組へ昇級をしないと自動的に引退となります。

伊藤四段は「良い所取りで30局以上の勝率が6割5分以上」の規定をクリアし、見事C級2組に昇級となりました。
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2011年10月27日

■【独り言】asahi.comに菅井竜也五段の記事

asahi.com(朝日新聞)に菅井竜也五段の記事が掲載されています。

19歳、羽生破り脚光 将棋楽しむ菅井五段(asahi.com)

菅井五段が全国紙の記事で詳しく取り上げられています。

菅井五段が現在も岡山に住んでいるということは将棋ファンには有名な話ですが、一般の方に読んでいただきたい内容です。

菅井五段の「昔なら東京でしか手に入らなかった最新の対局情報も、すぐ入る」という言葉は、将棋に限らず他の様々な分野でも言えることだと思います。

情報活用という点で言えば、戦法や指し手が特許で守られず企業(棋士)秘密も限られている将棋は、オープンソースと同様、他のどの分野よりも最先端を走っているのではないかと思います。

将棋の世界は、指し手以外の面から見ても様々な分野で参考になることが多いと思います。
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2011年10月26日

■渡辺竜王が2連勝−竜王戦第2局

渡辺明竜王(王座)に丸山忠久九段が挑戦する第24期竜王戦七番勝負第2局は26日、後手の渡辺竜王が104手で勝ち、2連勝としました。[棋譜]

将棋竜王戦、渡辺竜王が2連勝(MSN産経ニュース)

1手損ではない角換わり腰掛け銀で始まったこの将棋は、先手の丸山九段のペースかとも思われましたが、渡辺竜王の指し回しに全く隙がありませんでした。
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2011年10月25日

■佐藤六段が2度目の新人王に−新人王戦決勝三番勝負第3局

佐藤天彦六段と豊島将之六段の対決となった第42期新人王戦決勝三番勝負第3局は24日、後手の佐藤六段が100手で勝ち、対戦成績を2勝1敗として2度目の新人王に輝きました。[棋譜]

将棋新人王に佐藤六段/第42期 豊島六段下し2度目(赤旗)

豊島六段の先手で始まったこの将棋は、序盤で横歩取りになるかと思われましたが、豊島六段の注文で横歩を取らず、相掛かり系の将棋になりました。中盤で佐藤六段が優位に立ち、そのまま押し切りました。

佐藤六段と豊島六段は規定により今期が最後の新人王戦でした。豊島六段は新人王獲得はなりませんでした。
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2011年10月23日

■加藤桃子奨励会1級が先勝−女流王座戦第1局

清水市代女流六段と加藤桃子奨励会1級が激突する第1期リコー杯女流王座戦五番勝負第1局は22日、後手の加藤桃子奨励会1級が90手で勝ち、先勝しました。[棋譜]

将棋女流王座戦、16歳・加藤が先勝 第1局(日本経済新聞)

加藤奨励会1級が史上初の女流棋士資格を持たないタイトルホルダーとなるのか、無冠となって1年以上が経過する清水女流六段の無冠返上なるのか、注目のタイトル戦となりました。
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2011年10月22日

■2敗が3人、3敗が7人の空前の大混戦に−B級1組順位戦

第70期B級1組順位戦の7回戦が21日に一斉におこなわれました。

第70期B級1組対戦表(名人戦棋譜速報)

2敗だった木村一基八段、畠山鎮七段、深浦康市九段、中田宏樹八段が敗れて3敗に後退しました。

これにより、2敗が3人、3敗が7人という空前の大混戦になっています。

次回の8回戦では、2敗同士の山崎隆之七段と橋本崇載七段が直接対決します。

A級から陥落したばかりで1期でのA級復帰を目指している藤井猛九段は山崎隆之七段に敗れて0勝6敗となりました。成績順で下から3番目が松尾歩七段の3勝4敗であることから、たいへん苦しい状況となっています。
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2011年10月21日

■4回戦を終わって羽生二冠と谷川九段が全勝を守る−A級順位戦

第70期A級順位戦の4回戦が20日までに終わりました。

第70期名人戦・順位戦 A級(日本将棋連盟)

3回戦までで全勝だった羽生善治二冠は高橋道雄九段に勝ち、全勝を守りました。同じく、3回戦までで全勝だった谷川浩司九段も三浦弘行八段に勝ち、全勝を守りました。

2006年の名人戦以来タイトル戦への登場がない谷川九段ですが、今期の順位戦は好調です。

一方、3回戦までで全敗だった丸山忠久九段は屋敷伸之九段に敗れてまさかの4連敗となりました。同じく、3回戦までで全敗だった久保利明二冠も渡辺明竜王に敗れてまさかの4連敗となりました。

竜王に挑戦中の丸山九段とタイトル二冠保持者の久保二冠が4連敗スタートという、よもやの展開となりました。今後の巻き返しに期待したいところです。
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2011年10月19日

■全勝は阿部(健)四段他3人に−C級2組順位戦

第70期C級2組順位戦の5回戦が18日に一斉におこなわれました。

第70期C級2組対戦表(名人戦棋譜速報)

全勝だった澤田真吾四段と村田顕弘四段に土がつき、全勝は阿部健治郎四段、中村太地五段、船江恒平四段の3名となりました。

船江四段は今期が順位戦初参加ですが、昇級争いに絡んできました。順位が41位と昇級には厳しい順位ですが、後半戦に注目です。

一方、同じく今期順位戦初参加の阿部光瑠四段は、西川和宏四段に敗れてまさかの5連敗となりました。後半の巻き返しに期待したいところです。

同じく今期順位戦初参加の佐々木勇気四段は、西尾明六段に敗れて2勝3敗となり、星が伸びていません。
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2011年10月18日

■里見女流王将が初防衛−女流王将戦第2局

里見香奈女流王将(女流名人・倉敷藤花)に石橋幸緒女流四段(LPSA所属)が挑戦する第33期霧島酒造杯女流王将戦三番勝負第2局は18日、先手の里見女流王将が117手で勝ち、初防衛に成功しました。

里見女流王将が初防衛 将棋の女流王将戦第2局(47NEWS)
里見香奈女流名人・女流王将・倉敷藤花が女流五段に昇段(日本将棋連盟)

里見香奈女流三冠(奨励会1級)はタイトル獲得通算が7期となったため、規定により18日付で女流五段に昇段しました。
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2011年10月14日

■渡辺竜王が先勝−竜王戦第1局

渡辺明竜王(王座)に丸山忠久九段が挑戦する第24期竜王戦七番勝負第1局は14日、先手の渡辺竜王が71手で勝ち、前人未踏の竜王8連覇に向けて幸先の良いスタートを切りました。[棋譜]

将棋、渡辺竜王が丸山九段に先勝 竜王戦第1局(47NEWS)
渡辺が先勝=将棋竜王戦(時事通信)

渡辺竜王と丸山九段の対戦成績は5勝5敗で、全くの互角で迎えた竜王戦となりました。

渡辺竜王は竜王7連覇中に羽生世代のトップ3である羽生善治、森内俊之、佐藤康光にそれぞれ2回ずつ勝利したという、圧倒的な強さを誇っています。今シリーズは羽生世代の1人である丸山九段との対戦となりました。

振り駒で後手となった丸山九段が一手損角換わりに誘導し、対する渡辺竜王が棒銀で対抗する展開になりました。

丸山九段が序盤から新構想を見せ、1日目午前中の32手目△4五銀右で局面が一気に動きました。

その後、渡辺竜王の的確な差し回しにより、1日目の封じ手局面で早くも渡辺竜王が優勢になりました。

2日目の封じ手開封でハプニングが発生しました。立会人の加藤一二三九段が封じ手を開封しましたが、封じ手の指し手を把握することができず、封じ手をした渡辺竜王に指し手を確認するという前代未聞の珍事が起こりました。加藤一二三九段には様々な伝説がありますが、『加藤一二三伝説』に新たな1ページが加わるとともに、平然と笑顔で応対した渡辺竜王の人柄がわかる一幕となりました。

2日目に入り、不利と見た丸山九段が渡辺陣に猛攻を仕掛けましたが、渡辺竜王は冷静な指し回しでリードを広げ、終盤になる前に丸山九段が突然投了して終局となりました。

終局は午後2時14分で、午後のおやつの前に終局になってしまうという、竜王戦にしては異例の早さとなりました。
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2011年10月12日

■決着は第3局へ−新人王戦決勝三番勝負第2局

佐藤天彦六段と豊島将之六段の対決となった第42期新人王戦決勝三番勝負第2局は11日、後手の佐藤六段が118手で勝ち、対戦成績を1勝1敗として決着は第3局に持ち越されました。[棋譜]

将棋新人王戦決勝第2局/佐藤六段勝ちタイに(赤旗)

豊島六段の先手で始まったこの将棋は横歩取りとなりました。千日手含みの展開となりましたが、千日手を選ばなかった佐藤六段が終盤で優勢となってそのまま押し切りました。

佐藤六段が勝てば二度目の優勝、豊島六段が勝てば初優勝となります。
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2011年10月09日

■全勝は広瀬七段1人に−B級2組順位戦

第70期B級2組順位戦の5回戦が7日に一斉におこなわれました。

第70期B級2組対戦表(名人戦棋譜速報)

全勝だった広瀬章人七段は田村康介六段に勝って全勝をキープしましたが、同じく全勝だった島朗九段は飯島栄治七段に敗れ4勝1敗となり一歩後退しました。

前期は2勝8敗でまさかの降級点となった森下卓九段は、神谷広志七段に勝って4勝1敗となり、今期は一転して昇級争いにからんでいます。

全敗だった田中寅彦九段は安用寺孝功六段に勝って1勝4敗となっています。

全勝の広瀬七段に1敗で3名が追う展開です。
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2011年10月07日

■米長永世棋聖がコンピュータ将棋ソフトと対戦へ

日本将棋連盟、ドワンゴ、中央公論新社は6日、日本将棋連盟会長である米長邦雄永世棋聖が来年1月14日にコンピューター将棋ソフト「ボンクラーズ」と対戦すると発表しました。

米長会長、コンピューターと対決 来年1月に将棋会館で(47NEWS)
米長永世棋聖、将棋ソフトと対戦へ 名人経験者で初(日本経済新聞)
プロ棋士対コンピュータの「電王戦」を発表(ニコニコニュース)
コンピューター将棋に強敵現る(ITmedia ガジェット)

これに合わせて、公式サイトがオープンされました。

米長邦雄永世棋聖 vs ボンクラーズ プロ棋士対コンピュータ 将棋電王戦

「ボンクラーズ」は今年おこなわれた第21回世界コンピュータ将棋選手権で強豪のBonanza(ボナンザ)や激指を抑えて優勝したソフトで、伊藤英紀氏が開発しました。

当日の対局はニコニコ生放送で生中継されます。解説は渡辺明竜王が担当します。

これまでのプロ棋士とコンピュータ将棋ソフトとの主な対戦は次の通りです。

・2007年3月21日 ○渡辺明竜王 vs ●Bonanza
・2010年10月11日 ●清水市代女流王将 vs ○あから2010
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2011年10月06日

■豊島六段が先勝−新人王戦決勝三番勝負第1局

佐藤天彦六段と豊島将之六段の対決となった第42期新人王戦決勝三番勝負第1局は5日、後手の豊島六段が86手で勝ち、新人王戦初優勝に王手を掛けました。[棋譜]

将棋新人王戦決勝3番勝負/豊島六段が先勝(赤旗)

今期の新人王戦は、関東の若手の雄である佐藤天彦六段と、関西の若手の雄である豊島将之六段との激突となり、注目の一戦になりました。

第42期将棋新人王戦/決勝3番勝負 5日から(赤旗)

第1局は佐藤天彦六段が5分遅刻をするという波乱の幕開けとなりました。

佐藤六段の先手で始まったこの将棋は横歩取りとなりました。お互いの研究がぶつかり合う将棋となりましたが、豊島六段の研究の方が優り、豊島六段の研究通りの手順となって豊島六段の快勝に終わりました。
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2011年10月05日

■村田女流二段が結婚

村田智穂女流二段が指導棋士・フリーライターの池田将之さんと結婚したことが明らかになりました。

将棋:村田智穂女流二段が結婚(毎日新聞)

池田さんはかつて奨励会三段リーグに在籍していました。村田女流二段は現在、日本将棋連盟棋士会の副会長です。
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