第70期B級2組順位戦の6回戦が11日に一斉におこなわれました。
・第70期B級2組対戦表(名人戦棋譜速報)
全勝だった広瀬章人七段は先崎学八段に勝って全勝をキープしました。
1敗同士の対戦となった島朗九段と森下卓九段との一局は森下九段が勝ち1敗をキープしました。島九段は5回戦に続いての連敗となり、昇級争いから一歩後退しました。
全勝の広瀬七段に、1敗で畠山成幸七段と森下九段が追う展開です。
2011年11月12日
2011年11月10日
■丸山九段が勝ち1勝2敗に−竜王戦第3局
渡辺明竜王(王座)に丸山忠久九段が挑戦する第24期竜王戦七番勝負第3局は10日、後手の丸山九段が112手で勝ち、1勝2敗としました。[棋譜]
・丸山九段1勝返す、渡辺竜王破る…竜王戦第3局(読売新聞)
後手の丸山九段が1手損角換わりに誘導して始まったこの将棋は、先手の渡辺竜王の早い仕掛けでペースを握りました。渡辺竜王のペースで終盤に突入しましたが、渡辺竜王の攻めに問題があり、丸山九段がそれを的確に咎めて逆転しました。逆転後は丸山九段らしく渡辺竜王の追い込みを振り切りました。
・丸山九段1勝返す、渡辺竜王破る…竜王戦第3局(読売新聞)
後手の丸山九段が1手損角換わりに誘導して始まったこの将棋は、先手の渡辺竜王の早い仕掛けでペースを握りました。渡辺竜王のペースで終盤に突入しましたが、渡辺竜王の攻めに問題があり、丸山九段がそれを的確に咎めて逆転しました。逆転後は丸山九段らしく渡辺竜王の追い込みを振り切りました。
2011年11月06日
■挑戦争いは豊島六段と佐藤九段に絞られる−王将戦挑決リーグ
2日に王将戦挑戦者決定リーグの渡辺明竜王と広瀬章人七段の対局があり、広瀬七段が勝ちました。
また、4日に王将戦挑戦者決定リーグの羽生善治二冠と豊島将之六段の対局があり、豊島六段が勝ちました。
この結果、羽生二冠と渡辺竜王は2敗に後退し、王将戦挑戦者の可能性が0となってしまいました。
王将戦挑戦者争いは、豊島将之六段と佐藤康光九段に絞られました。
これは豊島六段と佐藤九段との直接対決が残っているためです。
王将戦挑戦者決定リーグでは、成績最上位者が複数出た場合は順位上位の2人によるプレーオフとなります。
現在、豊島六段、佐藤九段、羽生二冠、渡辺竜王は次のような成績となっています。
1 豊島六段[4-0] ○(広瀬) ○(三浦) ○(森内) _(佐藤) ○(羽生) _(渡辺)
2 佐藤九段[3-0] ○(渡辺) ○(森内) ○(三浦) _(豊島) _(羽生) _(広瀬)
3 羽生二冠[1-2] ●(渡辺) ○(広瀬) _(三浦) ●(豊島) _(佐藤) _(森内)
4 渡辺竜王[1-2] ●(佐藤) ○(羽生) ●(広瀬) _(森内) _(豊島) _(三浦)
仮に羽生二冠と渡辺竜王が残りを全勝した場合、豊島六段と佐藤九段の直接対決が残っているため、次の可能性があります。
以上のように、この後羽生二冠と渡辺竜王に有利な星勘定になったとしても、順位によりプレーオフに進めなくなってしまいました。
また、4日に王将戦挑戦者決定リーグの羽生善治二冠と豊島将之六段の対局があり、豊島六段が勝ちました。
この結果、羽生二冠と渡辺竜王は2敗に後退し、王将戦挑戦者の可能性が0となってしまいました。
王将戦挑戦者争いは、豊島将之六段と佐藤康光九段に絞られました。
これは豊島六段と佐藤九段との直接対決が残っているためです。
王将戦挑戦者決定リーグでは、成績最上位者が複数出た場合は順位上位の2人によるプレーオフとなります。
現在、豊島六段、佐藤九段、羽生二冠、渡辺竜王は次のような成績となっています。
1 豊島六段[4-0] ○(広瀬) ○(三浦) ○(森内) _(佐藤) ○(羽生) _(渡辺)
2 佐藤九段[3-0] ○(渡辺) ○(森内) ○(三浦) _(豊島) _(羽生) _(広瀬)
3 羽生二冠[1-2] ●(渡辺) ○(広瀬) _(三浦) ●(豊島) _(佐藤) _(森内)
4 渡辺竜王[1-2] ●(佐藤) ○(羽生) ●(広瀬) _(森内) _(豊島) _(三浦)
仮に羽生二冠と渡辺竜王が残りを全勝した場合、豊島六段と佐藤九段の直接対決が残っているため、次の可能性があります。
<ケース1> 豊島六段が王将戦挑戦者
1 豊島六段[5-1] ○(広瀬) ○(三浦) ○(森内) ○(佐藤) ○(羽生) ●(渡辺)
2 佐藤九段[4-2] ○(渡辺) ○(森内) ○(三浦) ●(豊島) ●(羽生) ○(広瀬)
3 羽生二冠[4-2] ●(渡辺) ○(広瀬) ○(三浦) ●(豊島) ○(佐藤) ○(森内)
4 渡辺竜王[4-2] ●(佐藤) ○(羽生) ●(広瀬) ○(森内) ○(豊島) ○(三浦)
<ケース2> 豊島六段が王将戦挑戦者
1 豊島六段[5-1] ○(広瀬) ○(三浦) ○(森内) ○(佐藤) ○(羽生) ●(渡辺)
2 佐藤九段[3-3] ○(渡辺) ○(森内) ○(三浦) ●(豊島) ●(羽生) ●(広瀬)
3 羽生二冠[4-2] ●(渡辺) ○(広瀬) ○(三浦) ●(豊島) ○(佐藤) ○(森内)
4 渡辺竜王[4-2] ●(佐藤) ○(羽生) ●(広瀬) ○(森内) ○(豊島) ○(三浦)
<ケース3> 佐藤九段が王将戦挑戦者
1 豊島六段[4-2] ○(広瀬) ○(三浦) ○(森内) ●(佐藤) ○(羽生) ●(渡辺)
2 佐藤九段[5-1] ○(渡辺) ○(森内) ○(三浦) ○(豊島) ●(羽生) ○(広瀬)
3 羽生二冠[4-2] ●(渡辺) ○(広瀬) ○(三浦) ●(豊島) ○(佐藤) ○(森内)
4 渡辺竜王[4-2] ●(佐藤) ○(羽生) ●(広瀬) ○(森内) ○(豊島) ○(三浦)
<ケース4> 豊島六段と佐藤九段のプレーオフ
1 豊島六段[4-2] ○(広瀬) ○(三浦) ○(森内) ●(佐藤) ○(羽生) ●(渡辺)
2 佐藤九段[4-2] ○(渡辺) ○(森内) ○(三浦) ○(豊島) ●(羽生) ●(広瀬)
3 羽生二冠[4-2] ●(渡辺) ○(広瀬) ○(三浦) ●(豊島) ○(佐藤) ○(森内)
4 渡辺竜王[4-2] ●(佐藤) ○(羽生) ●(広瀬) ○(森内) ○(豊島) ○(三浦)
以上のように、この後羽生二冠と渡辺竜王に有利な星勘定になったとしても、順位によりプレーオフに進めなくなってしまいました。
2011年11月05日
■行方八段と橋本七段の2名が2敗をキープ−B級1組順位戦
第70期B級1組順位戦の8回戦が4日に一斉におこなわれました。
・第70期B級1組対戦表(名人戦棋譜速報)
2敗同士の直接対決となった山崎隆之七段と橋本崇載七段の対局は、橋本七段が勝ち2敗をキープしました。山崎七段は3敗に後退しました。
3敗をキープしたのは、井上慶太九段、深浦康市九段、鈴木大介八段の3名です。
0勝6敗と勝ち星がなかった藤井猛九段は、中田宏樹八段を降して初白星を上げました。成績順で下から3番目が阿久津主税七段の3勝4敗であることから、たいへん苦しい状況であることには変わりがありません。
・第70期B級1組対戦表(名人戦棋譜速報)
2敗同士の直接対決となった山崎隆之七段と橋本崇載七段の対局は、橋本七段が勝ち2敗をキープしました。山崎七段は3敗に後退しました。
3敗をキープしたのは、井上慶太九段、深浦康市九段、鈴木大介八段の3名です。
0勝6敗と勝ち星がなかった藤井猛九段は、中田宏樹八段を降して初白星を上げました。成績順で下から3番目が阿久津主税七段の3勝4敗であることから、たいへん苦しい状況であることには変わりがありません。
2011年11月04日
■清水女流六段が勝ち1勝1敗のタイに−女流王座戦第2局
清水市代女流六段と加藤桃子奨励会1級が激突する第1期リコー杯女流王座戦五番勝負第2局は22日、後手の清水女流六段が104手で勝ち、1勝1敗のタイにしました。[棋譜]
・清水勝ち1勝1敗に 将棋・リコー杯女流王座戦(日本経済新聞)
第2局は△8五飛ではない横歩取りの将棋となりましたが、終始清水女流六段がペースを握り、そのまま勝ちきりました。
清水女流六段の得意戦法である相掛かりで初戦に勝った加藤奨励会1級が、その勢いのまま一気に突っ走るのではないかとも思われましたが、清水女流六段が維持を見せました。
・清水勝ち1勝1敗に 将棋・リコー杯女流王座戦(日本経済新聞)
第2局は△8五飛ではない横歩取りの将棋となりましたが、終始清水女流六段がペースを握り、そのまま勝ちきりました。
清水女流六段の得意戦法である相掛かりで初戦に勝った加藤奨励会1級が、その勢いのまま一気に突っ走るのではないかとも思われましたが、清水女流六段が維持を見せました。
2011年11月03日
■大平五段が全勝をキープ−C級1組順位戦
第70期C級1組順位戦の6回戦が1日に一斉におこなわれました。
・第70期C級1組対戦表(名人戦棋譜速報)
全勝だった大平武洋五段は近藤正和六段に勝ち、全勝をキープしました。
新人王戦決勝で対決したばかりで、注目の1敗同士の激突となった佐藤天彦六段と豊島将之六段との対戦は、佐藤六段が勝ち1敗をキープしました。
1敗は稲葉陽五段、真田圭一七段、平藤眞吾七段、佐藤天彦六段、塚田泰明九段の5名と、新旧入り混じった激戦となっています。
昇級争いの本命と思われていた村山慈明五段は稲葉陽五段に敗れ2勝3敗となり、今季の昇級は厳しくなりました。
加藤一二三九段が片上大輔六段を降し、通算1300勝を達成しました。
・加藤一二三九段、1300勝を達成!(日本将棋連盟)
71歳でなお現役で活躍している加藤九段ですが、1300勝達成は史上3人目となり、現役トップです。
・第70期C級1組対戦表(名人戦棋譜速報)
全勝だった大平武洋五段は近藤正和六段に勝ち、全勝をキープしました。
新人王戦決勝で対決したばかりで、注目の1敗同士の激突となった佐藤天彦六段と豊島将之六段との対戦は、佐藤六段が勝ち1敗をキープしました。
1敗は稲葉陽五段、真田圭一七段、平藤眞吾七段、佐藤天彦六段、塚田泰明九段の5名と、新旧入り混じった激戦となっています。
昇級争いの本命と思われていた村山慈明五段は稲葉陽五段に敗れ2勝3敗となり、今季の昇級は厳しくなりました。
加藤一二三九段が片上大輔六段を降し、通算1300勝を達成しました。
・加藤一二三九段、1300勝を達成!(日本将棋連盟)
71歳でなお現役で活躍している加藤九段ですが、1300勝達成は史上3人目となり、現役トップです。