ここ最近、どうぶつしょうぎがメディアで取り上げられることが増えています。確認できたものだけでもこれだけあります。
【テレビ】
4/29 日本テレビ『ズームインSUPER』『スッキリ!!』
5/15 テレビ東京『ワールドビジネスサテライ』」の『トレンドたまご』
5/29 TBS『はなまるマーケット』のオープニングコーナー
【新聞】
2/23 北海道新聞・夕刊『ヒヨコやキリン 動物将棋が好評』
4/28 東京新聞『TOKYO発』
5/8 日経MJ『気軽に将棋 女心に王手!?』
【雑誌】
4/2 L25『将棋好きの彼を負かせるか!?「どうぶつしょうぎ」を習ってみた』
【Web】
4/30 All About こどもの日に一緒に遊びたいゲーム 中編
4/30 All About こどもの日に一緒に遊びたいゲーム 後編
5/28 ZAKZAK 「どうぶつしょうぎ」考案…女流初段・北尾まどか
どうぶつしょうぎは、日本女子プロ将棋協会(LPSA)所属の女流棋士である北尾まどか女流初段が考案し、同じく女流棋士である藤田麻衣子女流1級がデザインをしました。
将棋と違い、漢字ではなくてかわいらしい絵で駒が表現されています。また、駒の進む方向に赤色の点がついて、駒の進む方向が一目でわかるようになっています。
どうぶつしょうぎには次のような特徴あります。
- 自分と相手の2人でおこない、交互に駒を動かす
- 3×4の盤面を使用する
- 使用する駒は「ライオン」「ぞう」「きりん」「ひよこ」の4種類で、「ひよこ」を裏返すと「にわとり」になる
- 相手の「ライオン」を取るか、相手の敵陣(相手の1段目)に自分の「ライオン」が入ったら勝利となる
- 「ライオン」は全方向に1マス進める(将棋の玉に相当)
- 「ぞう」は斜め1マスに進める(将棋の角に相当するが1マスしか進めない)
- 「きりん」は縦または横に1マス進める(将棋の飛車に相当するが1マスしか進めない)
- 「ひよこ」は前にだけ1マス進める(将棋の歩に相当)
- 「ひよこ」が相手の敵陣(相手の1段目)に入ったら「にわとり」に裏返る
- 「にわとり」は斜め後ろ以外の全方向に1マス進める(将棋のと金に相当)
- 駒を進めたいマスに相手の駒があったら、相手の駒を取ることができる
- ただし、「にわとり」を取っても「ひよこ」に戻る
- 取った相手の駒は自分の手番のときに自由に使うことができる
- 将棋のような反則はない(将棋の二歩に相当する二ひよこ、将棋の打歩詰めに相当する打ちひよこ詰めは反則にならない)
- 同じ手順が3回繰り返されたら引き分け(将棋の千日手に相当)
- 最初の駒の配置はこちら[LPSAのサイトリンク]
どうぶつしょうぎについてのお知らせ('09.5.29 アメリカ産ひのき予約開始 )
どうぶつしょうぎのオフィシャルサイトが近日公開予定のようです。
どうぶつしょうぎ official website
どうぶつしょうぎの完全解析が試みられているようで、「最善を尽くせば千日手」であるとか「78手で後手勝ち」とかといった情報が流れていますが、最終的な結論はまだ出ていないようです。
コンピュータ将棋協会blog ≫ コンピュータ将棋協会5月例会のお知らせ
「探索局面数が約2億局面」「初手から60手ほど進めた状態ではまだ結論の出ていない局面がある」「引き分けになる局面から一手間違えた場合、相手が勝つまでに100手以上かかるような局面も存在する」というコメントがあるように、かなり奥の深いゲームのようです。完全解析されるのは時間の問題のようですが、必勝法が明らかになったとしても、どうぶつしょうぎの魅力が失われることはないような気がします。
なお、どうぶつしょうぎが日本将棋連盟と関係があるかのようなことが書かれているサイト・ブログ・メールマガジンがありますが、誤りですのでご注意ください。どうぶつしょうぎを考案し、販売しているのは日本女子プロ将棋協会(LPSA)であって、日本将棋連盟とは全く異なる団体です。