・木村が羽生破り、待望のタイトル戦初勝利(MSN産経)
羽生棋聖は15日と16日には名人戦の対局をしており、1週間に3日もタイトル戦の対局をするという超ハードスケジュールでした。
この対局のハイライトは、昼食休憩後の羽生棋聖の41手目です。立会人の桐山清澄九段が昼食休憩前に「▲3八歩はさすがに絶対に打たないと思います」と断言していましたが、羽生棋聖の指し手はなんと▲3八歩でした。絶対にないと断言していた桐山九段の面目が丸つぶれとなりました。ところが、対局後に大盤解説会場で羽生棋聖が「▲3八歩がまずかった」と述べると、会場からは拍手が起こりました。桐山九段の面目が立った瞬間でした。
木村八段はこれまでタイトル戦で8連敗となっていましたが、タイトル戦9戦目にして初勝利となりました。また、和服での対局も10連敗を超えていましたが、連敗を止めました。