・王将戦 - 毎日jp(毎日新聞)
・王将戦 豊島五段が挑戦権…20歳、史上最年少(毎日新聞)
最終局では4勝1敗で並んでいる佐藤康光九段と豊島五段が直接当たったため、勝った方が挑戦者になるという大一番でした。
佐藤九段は和服で対局に臨み気合い十分でしたが、タイトル挑戦はなりませんでした。
佐藤九段の先手で始まったこの将棋は、横歩取りに進むかと思われましたが、佐藤九段が変化して横歩取りにはならず、力戦の居飛車の将棋になりました。豊島五段が中盤でリードし、佐藤九段も執念ともいえるような粘りを見せましたが、豊島五段が勝ち切りました。
豊島五段は現在20歳です。20歳の王将戦挑戦は史上初です。王将戦挑戦が決まった豊島五段は本日付で六段昇段となります。
久保王将と豊島五段との関西所属棋士同士のタイトル戦となりましたが、関西所属棋士同士のタイトル戦は第42期王将戦の谷川浩司王将−村山聖六段戦以来18年ぶりとなります。
なお、佐藤九段、羽生善治名人(王座・棋聖)の2名の王将戦リーグ残留が決まり、深浦康市九段、森内俊之九段の2名の王将戦リーグ陥落が決まりました。渡辺明竜王と三浦弘行八段の2名は残留決定戦がおこなわれます。