2010年12月06日

広瀬王位が挑戦者に王手−棋王戦挑決トーナメント


第36期棋王戦挑戦者決定トーナメントの本戦決勝で広瀬章人王位が窪田義行六段に勝ち、棋王挑戦に王手をかけました。

また、敗者復活戦1回戦も同日におこなわれ、渡辺明竜王が糸谷哲郎五段に勝ちました。

広瀬章人王位が挑戦者決定戦へ(サンスポ)

その結果、窪田六段は敗者復活戦に回り、渡辺竜王と対戦することとなりました。広瀬王位は渡辺竜王と窪田六段との勝者を相手に2局中1局勝利すれば挑戦者となります。

二冠を目指す広瀬王位と、最近絶好調で他棋戦でも大活躍中の窪田六段との対決で注目された本戦決勝は、窪田六段の先手で始まりました。窪田六段得意の角交換型向飛車に対し、広瀬王位は居飛車という対抗型になりました。中盤では窪田ワールドが炸裂したかに思われましたが、広瀬王位が桂得してリードしました。その後、窪田六段が駒損覚悟の捨て身の攻めをみせましたが、広瀬王位が的確にリードを広げ、そのまま勝ち切りました。

渡辺竜王と糸谷五段は前回のNHK杯準決勝で対戦しましたが、渡辺竜王にとっては信じられない完敗を喫しています。敗者復活戦の渡辺竜王と糸谷五段との一戦は渡辺竜王の先手で始まりました。相掛かりの将棋となったこの将棋は、糸谷五段が途中で自陣角を打ち込み桂得を目指しました。その後の指し回しで桂得したかに思われましたが、渡辺竜王の指し回しがそれを上回り、桂交換に成功してリードしました。その後も渡辺竜王の巧みな指し回しによりそのまま勝ち切りました。

posted by はくしん at 19:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | TOPICS
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