先手の長谷川女流2級の中飛車に対して後手の甲斐女流王位の向かい飛車の相振り飛車になりましたが、大熱戦の末、持将棋となりました。
女流棋戦での持将棋局は、2005年12月8日の第17期女流王位戦予選の大庭美樹女流初段−坂東香菜子女流2級戦以来、約6年ぶりとのことです。
持将棋指し直し局は、先手の甲斐女流王位の三間飛車に対して後手の長谷川女流2級の四間飛車となりました。
持将棋局も含めて10時間以上の大熱戦となりましたが、女流棋士デビュー戦となった長谷川女流2級がタイトルホルダーである甲斐女流王位に勝つという結果に終わりました。
女流初段への昇段規定の1つである「マイナビ女子オープンベスト4」を満たすため、長谷川女流2級は女流棋士としてのデビュー戦でいきなり女流初段への昇段が決まるという空前絶後の快挙となりました。