2011年01月06日

■日本将棋連盟HPから名人戦・王将戦の中継サイトへのリンク消滅

日本将棋連盟のHPから名人戦・順位戦と王将戦の中継サイトへのリンクが全て削除されました。

日本将棋連盟

トップページにある「中継サイト一覧」にリンクがないのが確認できます。

どのような経緯でこのような状況になったのか、現時点では明らかになっていません。

公益社団法人を目指している日本将棋連盟と、名人戦・順位戦と王将戦のスポンサーである毎日新聞との間で、インターネット中継に関して何かあったのだろうと思われますが、推測の域を出ません。
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2010年12月19日

■全勝は佐藤天五段1人に−C級2組順位戦

第69期C級2組順位戦の7回戦が14日に一斉におこなわれました。

全勝の2人のうち佐藤天彦五段は全勝を守りましたが、糸谷哲郎五段は阿部健治郎四段に敗れ6勝1敗となりました。

1敗は糸谷五段、稲葉陽四段、遠山雄亮四段、西川和宏四段、阿部四段の5人と大混戦になっています。
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■渡辺竜王が敗者組から挑戦者決定戦へ−棋王戦挑決トーナメント

第36期棋王戦の敗者復活戦決勝が17日におこなわれ、渡辺明竜王が窪田義行六段を降し、挑戦者決定戦に進みました。

将棋の渡辺が挑戦者決定戦へ 棋王戦敗者復活戦(共同通信)

15日に竜王戦7連覇を達成したばかりの渡辺竜王は、中1日という過密スケジュールの中での対局でしたが、今期絶好調の窪田六段を降しました。この対局は後手の窪田六段が得意の4手目3三角からの振り飛車になりましたが、渡辺竜王が中盤の角打ちから一気に攻め倒しました。

挑戦者決定戦は広瀬王位と渡辺竜王との一戦になりましたが、敗者組の渡辺竜王が2連勝をしなければ挑戦者になれないのに対して、勝者組の広瀬王位は2局で1勝をすれば挑戦者になれます。挑戦者決定戦第1局は27日におこなわれます。この2人の対局では相穴熊が予想されますが、タイトルホルダー同士の注目の一局です。
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2010年12月16日

■熊倉紫野女流初段が2012年3月まで休場

熊倉紫野女流初段が2011年1月1日から2012年3月31日まで休場すると日本将棋連盟から発表がありました。

休場のお知らせ(日本将棋連盟)

一身上の都合との記載しかなく休場する理由は明らかにされていませんが、病気によるものではなさそうです。

熊倉女流初段は早稲田大学の学生ですが、共同通信の報道によると「大学での勉強に専念するためとみられる」となっています。

将棋の熊倉紫野女流初段が休場 大学での勉強に専念(共同ニュース)
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2010年12月11日

■4人が1敗をキープ−B級2組順位戦

第69期B級2組順位戦の7回戦が10日に一斉におこなわれました。

全勝がおらず1敗で4人が並ぶという大混戦でしたが、1敗の4人は前回に引き続き全員勝利して1敗をキープしました。1敗の4人は、中川大輔八段、島朗九段、橋本崇載七段、戸辺誠六段です。若手とベテランが入り混じっての昇級争いは大混戦となっています。

8回戦では島九段と橋本七段の直接対決があります。また、戸辺六段は2敗の阿久津主税七段と対戦します。8回戦の結果によっては大混戦に拍車がかかるかもしれません。

6連敗中の森下卓九段は南芳一九段に持将棋指し直しの末に敗れ、まさかの7連敗となりました。降級点争いには厳しい状況となりました。8回戦で森下九段は1敗の中川八段と対戦します。
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■電子書籍「将棋世界」で絶賛の声が相次ぐ

月刊誌「将棋世界」の電子書籍が発売になりました。

将棋専門月刊誌「将棋世界」将棋雑誌初の電子書籍アプリを販売(日本将棋連盟)
将棋専門月刊誌『将棋世界』 将棋雑誌初の電子書籍アプリを発売(マイコミ)

まずは、9日に将棋世界の「電子書籍アプリ」が12月号を付けて230円(税込)で発売になりました。今月中旬には1月号が発売され、その後毎月発売されるとのことです。各号の価格は600円(税込)と紙媒体の750円(税込)よりも150円割安になっています。

「将棋世界」の電子書籍が発売されると、発売当日からTwitterをはじめネット上ではたいへんな反響を呼んでいます。

米長会長の「指し手を進めたり戻したりする事ができる電子書籍は、まさに将棋のためのツールであると思います。」の言葉通り、書籍を単に電子化しただけではなく、指タッチによって局面を動かせるのが大きな特徴となっていて、ネット上でも賞賛の嵐です。

App Storeのランキングでもベスト10に入っており、将棋関連では異例のヒットとなっています。

気になる点として先日指摘しましたが、まずは好調なスタートを切ったようです。電子書籍の分野で「将棋」が一歩先行したのかもしれません。
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2010年12月08日

■渡辺明竜王が王位戦予選で敗退

第52期王位戦予選3回戦、渡辺明竜王と遠山雄亮四段の一戦が8日におこなわれ、渡辺竜王が遠山四段に敗れました。これで渡辺竜王は今期王位リーグに進出することができず、今期の王位挑戦はなくなりました。渡辺竜王が王位リーグに進出できなかったのは第45期以来7年振りとなります。

本局は相穴熊になりました。中盤で遠山四段がリードし、渡辺竜王も粘りに粘りましたが、最後は遠山四段が勝ち切りました。
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■「将棋世界」が電子書籍に

「将棋世界」が電子書籍として発売されることが発表されました。

将棋専門月刊誌『将棋世界』 将棋雑誌初の電子書籍アプリを発売(マイコミ)

電子書籍への動きが速いことに驚きましたが、気になることが2点ありました。

 1. iPad専用であること
 2. 電子書籍の発売日が紙媒体よりも10日程度遅くなること

1については今後対応媒体を増やしてもらいたいです。タブレット端末はiPadが先行しているとはいえ、iPadの販売に停滞が見られ、タブレット端末の競争が激化する見込みであるためです。

2については月刊誌で10日程度遅くなるというのは致命的になりかねません。盤面の駒を実際に動かすことが可能になるとのことですので、この点も影響しているのではないかと思われますが、今後少しでも短縮できるようにしてもらいたいです。
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2010年12月07日

■大逆転将棋2011の司会に南野陽子さん

大逆転将棋2011のお知らせが日本将棋連盟のHPに掲載されました。

新春テレビ番組のお知らせ(日本将棋連盟)

ついに南野陽子さんが司会者に起用されました。南野陽子さんが将棋好きなのは知る人ぞ知る話で、大逆転将棋の司会をするのをひそかに期待をしていた方もいたのではないかと思います。

写真が出ていることから既に収録済みなのだと思います。写真には南野陽子さんが神吉七段と並んでいるところが写っていますが、衣装の色がおそろいです。

毎年期待通りの面白さですので、今年も期待できるのではないでしょうか。
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2010年12月06日

■YouTubeで「NHK特集 勝負 〜将棋名人戦より〜」

YouTubeでNHK番組の無料配信がスタートしました。

ユーチューブ:NHK番組を無料配信(毎日新聞)

この中に、中原誠名人と森けい二八段(いずれも当時)との名人戦を特集したNHK特集が無料配信されています。

「NHK特集 勝負 〜将棋名人戦より〜」(YouTube)

森九段の剃髪で話題となった名人戦です。
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■広瀬王位が挑戦者に王手−棋王戦挑決トーナメント

第36期棋王戦挑戦者決定トーナメントの本戦決勝で広瀬章人王位が窪田義行六段に勝ち、棋王挑戦に王手をかけました。

また、敗者復活戦1回戦も同日におこなわれ、渡辺明竜王が糸谷哲郎五段に勝ちました。

広瀬章人王位が挑戦者決定戦へ(サンスポ)

その結果、窪田六段は敗者復活戦に回り、渡辺竜王と対戦することとなりました。広瀬王位は渡辺竜王と窪田六段との勝者を相手に2局中1局勝利すれば挑戦者となります。

二冠を目指す広瀬王位と、最近絶好調で他棋戦でも大活躍中の窪田六段との対決で注目された本戦決勝は、窪田六段の先手で始まりました。窪田六段得意の角交換型向飛車に対し、広瀬王位は居飛車という対抗型になりました。中盤では窪田ワールドが炸裂したかに思われましたが、広瀬王位が桂得してリードしました。その後、窪田六段が駒損覚悟の捨て身の攻めをみせましたが、広瀬王位が的確にリードを広げ、そのまま勝ち切りました。

渡辺竜王と糸谷五段は前回のNHK杯準決勝で対戦しましたが、渡辺竜王にとっては信じられない完敗を喫しています。敗者復活戦の渡辺竜王と糸谷五段との一戦は渡辺竜王の先手で始まりました。相掛かりの将棋となったこの将棋は、糸谷五段が途中で自陣角を打ち込み桂得を目指しました。その後の指し回しで桂得したかに思われましたが、渡辺竜王の指し回しがそれを上回り、桂交換に成功してリードしました。その後も渡辺竜王の巧みな指し回しによりそのまま勝ち切りました。
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2010年12月05日

■渡辺竜王が激戦制し七連覇に王手−竜王戦第5局

渡辺明竜王に羽生善治名人(王座・棋聖)が挑戦する第23期竜王戦七番勝負第5局は2日、先手の渡辺竜王が155手で勝ち、対戦成績を3勝2敗として防衛に王手をかけました。[棋譜]

竜王戦第5局、渡辺竜王が勝ち七連覇に王手(読売新聞)

本局はシリーズ3度目の横歩取りとなりました。中盤では渡辺竜王が圧倒的に優勢になったかに思われました。しかし、羽生名人の驚異的な巻き返しでどちらが勝っているのかわからない状態になりました。羽生名人にも勝ち筋があったかもしれないようで、一時は逆転したようです。しかし、最後は渡辺竜王が際どく競り勝ちました。

これで渡辺竜王は七連覇に王手をかけました。永世七冠を目指す羽生名人は後がなくなりました。
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2010年11月29日

■豊島五段が挑戦者に−王将戦挑戦者決定リーグ戦

第60期王将戦挑戦者決定リーグ戦の最終局が29日におこなわれ、豊島将之五段が5勝1敗で単独トップとなり、久保利明王将(棋王)の挑戦者に決まりました。

王将戦 - 毎日jp(毎日新聞)
王将戦 豊島五段が挑戦権…20歳、史上最年少(毎日新聞)

最終局では4勝1敗で並んでいる佐藤康光九段と豊島五段が直接当たったため、勝った方が挑戦者になるという大一番でした。

佐藤九段は和服で対局に臨み気合い十分でしたが、タイトル挑戦はなりませんでした。

佐藤九段の先手で始まったこの将棋は、横歩取りに進むかと思われましたが、佐藤九段が変化して横歩取りにはならず、力戦の居飛車の将棋になりました。豊島五段が中盤でリードし、佐藤九段も執念ともいえるような粘りを見せましたが、豊島五段が勝ち切りました。

豊島五段は現在20歳です。20歳の王将戦挑戦は史上初です。王将戦挑戦が決まった豊島五段は本日付で六段昇段となります。

久保王将と豊島五段との関西所属棋士同士のタイトル戦となりましたが、関西所属棋士同士のタイトル戦は第42期王将戦の谷川浩司王将−村山聖六段戦以来18年ぶりとなります。

なお、佐藤九段、羽生善治名人(王座・棋聖)の2名の王将戦リーグ残留が決まり、深浦康市九段、森内俊之九段の2名の王将戦リーグ陥落が決まりました。渡辺明竜王と三浦弘行八段の2名は残留決定戦がおこなわれます。
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2010年11月28日

■佐藤九段と豊島五段との決戦は29日−王将戦挑戦者決定リーグ戦

第60期王将戦挑戦者決定リーグ戦の最終局がいよいよ明日29日に一斉におこなわれます。4勝1敗で並んでいる佐藤康光九段と豊島将之五段が直接当たるため、勝った方が挑戦者になるという大一番です。

この対局は、他の対局を含めて棋譜中継されます。

王将戦 - 毎日jp(毎日新聞)

佐藤九段が2009年3月に棋王を失冠して無冠になってから1年8ヶ月が経とうとしています。この間に森内九段も無冠のままであり、今年は渡辺明竜王よりも若い23歳の広瀬章人王位が誕生するなど、羽生世代からの世代交代という大きなうねりが押し寄せています。

41歳の佐藤九段が世代交代に待ったをかけるのか、20歳の豊島五段が世代交代のうねりを加速させるのか、注目の対局です。
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2010年11月27日

■佐藤九段と豊島五段の勝者が挑戦者に−王将戦挑戦者決定リーグ戦

第60期王将戦挑戦者決定リーグ戦は6回戦まで終了し、佐藤康光九段と豊島将之五段が4勝1敗で首位をキープしました。最終の7回戦では佐藤九段と豊島五段が直接対決するため、勝者が久保利明王将への挑戦権を獲得する大一番となります。

第60期王将戦七番勝負・挑戦者決定リーグ戦(日本将棋連盟)
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■羽生名人が逆転で勝ち2勝2敗のタイに−竜王戦第4局

渡辺明竜王に羽生善治名人(王座・棋聖)が挑戦する第23期竜王戦七番勝負第4局は26日、先手の羽生名人が139手で勝ち、対戦成績を2勝2敗のタイとしました。[棋譜]

竜王戦第4局、羽生名人が勝利…2勝2敗に(読売新聞)

本局は角換わり腰掛け銀となりました。同型の角換わり相腰掛け銀になると思われましたが、渡辺竜王が変化しました。羽生名人が先に仕掛け、羽生名人が攻める展開になりましたが、攻めが細く渡辺竜王が優位になりました。しかし渡辺竜王の114手目△6九銀が疑問手で羽生名人が逆転し、競り勝ちました。
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2010年11月23日

■羽生名人が山崎七段を下し4度目の優勝−JT将棋日本シリーズ

第31回JT将棋日本シリーズ決勝戦が23日に東京体育館でおこなわれ、後手の羽生善治名人が先手の山崎隆之七段を降し、4度目の優勝を果たしました。
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2010年11月20日

■5回戦が終了し1敗が3人に−A級順位戦

第69期A級順位戦は5回戦が終了し、4勝1敗で3人が並ぶ大混戦となってきました。

これまで全勝だった谷川浩司九段は森内俊之九段に敗れ初黒星を喫しました。森内九段は勝って1敗をキープしました。渡辺明竜王も1敗をキープし、森内九段、谷川九段、渡辺竜王の3人が1敗で並んでいます。
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■佐藤九段が1敗をキープし昇級に王手−B級1組順位戦

第69期B級1組順位戦の6回戦が19日に一斉におこなわれました。

1敗で単独トップの佐藤康光九段は井上慶太八段に勝ち1敗をキープしました。これで次の屋敷伸之九段戦に勝てば1期でのA級復帰が確定します。

残る昇級争いは5勝3敗が3人と大混戦になっています。5勝3敗の3人は松尾歩七段、山崎隆之七段、屋敷伸之九段といずれもA級経験はないけれども実力者が揃っています。屋敷九段は次に佐藤九段との対局になりますので昇級争いの正念場と言えます。
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■4人が1敗をキープ−B級2組順位戦

第69期B級2組順位戦の6回戦が19日に一斉におこなわれました。

全勝がおらず1敗で4人が並ぶという大混戦でしたが、1敗の4人は全員勝利して1敗をキープしました。1敗の4人は、中川大輔八段、島朗九段、橋本崇載七段、戸辺誠六段です。若手とベテランが入り混じっての昇級争いとなっています。

5連敗中の森下卓九段は阿部隆八段に敗れ、まさかの6連敗となりました。1勝5敗が安用寺孝功六段と田中寅彦九段の2人しかいませんので、降級点争いには痛い敗戦となりました。今期の森下九段は9勝12敗ですので、順位戦に黒星が集中しているという印象を受けます。今後の巻き返しに期待したいところです。
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